一般的な安全性

私たちは細心の注意を払って子どもの安全を扱います。 CYBEXは、すべての製品でお子さまに期待される最高レベルの安全性と優れた品質を確実に提供するために、幅広く取り組んでいます。 私たちにとって、子どもの安全に関するトピックについて情報提供し、啓蒙することは特に重要です。

18kg (4歳頃)まで後向き装着の推奨

世界の多くの国で、1歳以上の子どもたちの主な死亡原因が、自動車事故です。統計的には、後向き装着のチャイルドシート(Group 0+:新生児~13kg)と比較した場合、前向き装着のチャイルドシート(Group 1: 9kg~18kg)の方が事故による子どもの傷害リスクが高いことを示しています。*(出典:WHOヨーロッパ、小児傷害予防に関する欧州報告書、S.9。 NHTSA、Traffic Safety Facts 2003、p.1)。
4歳までの子どもの頭は体重に対して25%ほどの重さがある上、首や筋肉、脊椎がまだ十分に発達していません。

4歳くらいになってようやく、頭の大きさは体に対して対等になり、首の筋肉はより重い緊張に対処するのに十分に発達します。

後向き装着のチャイルドシートは、正面衝突の衝撃の力を、背中全体の広い範囲で均等に分散することができます。チャイルドシートが子どもを守る盾のように働いて繊細な頭頸部を保護し、首や肩、頭、内臓などへの負担を劇的に軽減し、重傷受傷リスクから子どもを守ります。

このような調査により、ドイツ消費者安全機関、医師や交通事故の研究者などの専門家も、できる限り長い間、後向きのチャイルドシートに座らせることを推奨しています。

*この証拠に基づく勧告は、Stiftung Warentestなどの一流の独立したドイツの消費者団体、および高く評価されているGeneral German Automobile Club ADACからのテスト結果ならびに国連規格R129によって裏付けられています。 15ヶ月、身長76 cmに達するまで後ろ向き装着にします。

* VTI - スウェーデン道路交通研究所による調査(Rapport 489A、2003年)

ブースターシート

カーシートの背景にある考え方は、車のシートベルトを子どものサイズに合わせることです。従来のR44適合のジュニアシートは、体重15-36kgが適応体重としています。 一方R129適合のジュニアシートは、身長100-150cmまで適応身長としています。

背もたれ付きのジュニアシートはコンパクトな設計であるため、調節可能な背もたれと側面保護を備えたジュニアシートの使用を推奨します。

CYBEXのGroup 2 / 3のジュニアシートには全て背もたれが付いています。これは子どもを最大限安全に守るための唯一の方法です。 背もたれ付きジュニアシートと比較すると、背もたれがないブースターシートは負傷のリスクが高くなります。 その主な原因は、側面保護の欠落です。

側面保護のある背もたれは、側面衝突時に子どもの頭がガラスにぶつかるのを防ぎます。しかし、背もたれがないブースターシートは、側面衝突時に衝撃から子どもの頭部や上半身を守ることができません。さらに、シートベルトの経路を子どもの身長に合わて調整することができないため、ベルトで首がしまってしまう恐れがあります。

背もたれ付きジュニアシートのおかげで、子どもはシートによりしっかりと座れるようになるだけでなく、シートベルトが正しい位置にあるため保護されています。

ブースターシートのみを使用した自動車衝突のシミュレーション: